そもそも「エアボクシングって何?」「普通のボクシングと何が違うの?」という方は、ルールや採点方法、ライセンス制度をまとめたこちらの記事からどうぞ。
👉 エアボクシングとは?ルール・採点・大会の流れを検定委員が解説
8月30日、エアボクシングのオープン戦に運営スタッフとして行ってきた。
会場は、蒲田駅から徒歩2分ほどの場所にあるRK蒲田ボクシングファミリー。
今回の大会は女性、U-12から70歳以上まで幅広い年代の選手が参加。
私はいつものように大会運営スタッフとして参加したのだが、今回はもうひとつ仕事がある。
YouTubeでのライブ配信。
これまで試合動画は大会翌日に公開していたが、「ライブで見たい」という要望もあり、今回初めて試験的に生配信することになった。
果たして無事に配信できるのか。
そんな若干の不安を抱えつつ、長い一日が始まった。
スタッフ集合9時30分|朝からまさかのハローキティ
スタッフの集合時間は9時30分。
少し早めに会場へ到着。

他のエアボクシング委員の方々と談笑していると、RK蒲田ボクシングファミリーの柳光会長が登場。
ただし、乗ってきたバイクが普通ではない。
ピッカピカのスーパーカブ50・HELLO KITTY。
会長とハローキティ。
なかなかの組み合わせである。
ギャップ萌えしそうな朝のひとときを迎えた。
ちなみにこのスーパーカブは、Hondaとハローキティのコラボレーションモデル。
興味のある方はこちら。
👉 Honda|Super Cub × HELLO KITTY
開会式|今回は2つのポイントを厳しく採点
開会式では、試合前にルールと今回の採点ポイントについて説明。

特に厳しく見るのは、以下の2点。
- 対面を崩し、一方的に相手を追っていないか
- しっかりと拳を握ってパンチを打っているか
拳を握らない方が楽だし、速いパンチも打てる。
しかし、エアボクシングは単純にシャドーボクシングのスピードやフォームを競う競技ではない。
対角線上にいる対戦相手に対して、実戦を想定しながら攻防を行う競技だ。
そのため、拳の握りが甘かったり、相手との対面を意識せず一方的に攻撃を続けたりする動きについては厳しく採点する。
今回はYouTubeでライブ配信
エアボクシングの試合動画は、これまでもYouTubeで大会翌日に公開している。
ところが今回は「ライブ配信してほしい」という要望があった。
それならやってみよう。
ということで、試験的にYouTubeライブ配信を実施することになった。
前日に配信予約や設定を済ませ、当日はスマホをセットして配信開始。

おー、映ってる。
とりあえず第一関門突破。
というわけで、ライブ配信開始。
第1部|女性の部・全14試合
10時40分試合開始。
第1部は女性の部、全14試合。

集合写真を見て思う。
「黒が多い」
ざっと見たところ、黒率87%。
聞いてみると、
「黒は収縮色で細く見える」
という理由らしい。
乙女心だね。

もちろん試合が始まれば、そんなほのぼのした話ではなくなる。
回を重ねるごとに選手の実力は確実に底上げされている。
距離の取り方、パンチの組み立て、相手の動きへの反応。
以前と比べても、全体のレベルが確実に上がっているのを感じる。
第2部|U-12・13歳~39歳の部・全14試合
13時20分試合開始。
第2部はU-12と13歳~39歳の部、全14試合。
ここで会場の雰囲気が一変する。
キッズならではの、耳をつんざくほどの大声援。
会場に異次元空間が生まれる。

エアボクシングで子どもたちが身につけるのは、パンチの技術だけではない。
試合前後の挨拶。
礼儀。
そして対戦相手へのリスペクト。
ボクシングを通して、学校の授業だけではなかなか教えてくれない多くのことを学んでいる。

4歳で始めたエアボクシング。
それから1年。
目を見張るほど成長している。
このまま続けていけば、数年後にはチャンピオンになっている可能性だって十分ある。
第3部|40歳~70歳以上の部・全18試合
15時30分試合開始。
第3部は40歳~70歳以上の部、全18試合。

さすがに第三部は圧が強い。
エアボクシングは1ラウンド1分30秒、それを2ラウンド戦う。

通常のプロボクシングは1ラウンド3分。
ならば、
「半分の1分半なんて楽勝だろ」
と思ったら大間違い。
ざっくり言えば、相手と駆け引きをしながら全力でシャドーボクシングを1分半。
これが想像以上にキツい。
練習に付き合ったプロ選手が音を上げる程である。
しかもインターバルは30秒。
ラウンド後半になると、乳酸と酸欠との闘いになってくる。
それでも40代、50代、60代、そして70歳以上の選手までリングに上がる。
エアボクシングは年齢・性別によって全9階級に分けられている。
子どもからシニアまで同じ競技を楽しめる。
老若男女が続けられる「生涯スポーツ」というのも、エアボクシングの大きな魅力だと思う。
初めてのYouTubeライブ配信も無事終了
そして今回、初めて挑戦したYouTubeライブ配信。
第1部、第2部、第3部と、それぞれ配信を行った。
事前設定やスマホでの配信など、初めてなので少々不安はあったが、大きなトラブルもなく無事終了。
会場まで来られない家族やジム関係者にも、リアルタイムで試合を見てもらえる。
実際にやってみると、ライブ配信との相性はかなり良さそうだ。
今回の全試合は、YouTubeの再生リストから視聴できます。
まとめ|選手もスタッフも長い一日でした

第1部14試合。
第2部14試合。
第3部18試合。
合計46試合。
朝9時30分のスタッフ集合から始まり、最後までなかなかの長丁場。
それでも大会を重ねるごとに選手のレベルが上がっているのを、運営側から見てもはっきり感じる。
4歳の子どもから70歳以上まで。
同じリングで、それぞれの年代が本気で勝負する。
こういう競技は、なかなかない。
そして今回のスタッフの皆さん。
本当にお疲れさまでした。

