ガラスコーティング
自分のZ900は購入時CR-1と言うコーティングを施して頂いた。
ちなみに、新車1台分で71,500円(税別)
高いし、目に見えるものではないので一瞬躊躇したが、ショップの「みんなやってますよ~♪」の一言に「ならば」と言うわけで
CR-1
膜厚0.1マイクロメートル・硬度3.2GPa/9H・
耐熱温度1,300℃の被膜※で覆う純度100%の本物のガラスコーティングだそう
詳しくは
ほんとにガラスか?
スタジャンを着てバイクに乗っているときのこと、裾のファスナーエンドの部分がタンクに触れ
薄く引っ掻き傷になってる事を発見した。
「ガラスコーティングってアルミファスナーで傷が付くのか?」
硬度3.2GPa/9Hを調べる
CR-1の硬度3.2GPa/9Hと言われてもどんだけ固いのか、全く分からないので調べてみた
「GPa」は引張強度
1GPa=102HV
3.2GPa=326.4HV
下記硬度の目安票によると、鉄より固くステンレスより柔らかめ
HV(ビッカース硬度) | 概算目安 |
50 | アルミ合金 |
150 | 普通鋼(鉄) |
400 | ステンレス鋼 |
500~700 | ガラス |
780 | 水晶(石英) |
2300 | サファイア |
9000 | ダイアモンド |
「H」は鉛筆硬度
Hはスマホフィルムの硬度を表すときによく見かける単位。
この「H」は鉛筆硬度を差す。
鉛筆は2BやHBなど色々があるが鉛筆硬度は、JIS規格で6B~9Hまでの17段階あり、硬度が高いほど引っ掻き傷に対する表面硬度が高いことを示している。
つまり、「9H」というのは、JIS規格で最大の硬度であることがわかる。
また、同じ「引っ掻き傷への耐性」を表す規格として「モース硬度」というものがあり、強度は以下の通り。
モース硬度 | 耐えられる傷のレベル |
2.5 | 爪 |
4.5 | 釘 |
5 | ガラス |
5.5 | ナイフの歯 |
7.5 | 鋼鉄のやすり |
鉛筆硬度の9Hはモース硬度で言うと4~5程度との事。
つまり、CR-1ガラスコーティングの固さは
3.2GPa/9H
鉄より少し硬い程度であることが分かった、しかも膜厚0.1マイクロメートルと言う事は、ガラスコーティングと謡ってはいるが、ガラスほどの硬度は無いようだ。
ガラスコーティングと謡ってるのにガラスより柔らかい。硬度に対する謎はモヤモヤ感を残したままだが、普通に傷が付くことはわかったので、対策を講じる必要があった。
傷の保護
ならばファスナーの触れるところに傷防止用のシールを貼ろう。
傷防止シール
と言うわけで無難にデイトナの透明なタンクパッドを購入
透明なので存在感は全くないが、ちょうどファスナーが擦れる所をガードしてくれる。
むしろ、存在感は必要ないアイテムだ。
傷防止シール張り替え
デイトナの傷防止シールを張り付けて約2年。
全く不満は無かったのだが、張り替えるタイミングが突然訪れたれた。
カッコ良い保護ステッカー発見!
某SNSの広告スペースに出てきました、Z900用のカッコ良い保護ステッカー「うわっ!かっけー」

いかん、ここは一つ我慢して・・・・
あーいかん!「ポチっとな」
はい、届きました。
複雑なデザインだが、上手く貼れるのだろうか?
張り替え開始
古いシールをペロッと剥がし・・・
ペロッと剥がし・・・
あれ?剥がれないぞ!
本体は剥がれても糊面がそのままの状態で残ってしまう。
2年間も張り付いてたシールが簡単に剥がれるほど世の中甘くない。
「ですよねー」
糊面がそのまま残ってしまいこすっても取れない、どうしよう。
そうだ、温めてみよう!
ドライヤーで温めて指で擦れば何とか少しづつでも傷つけずに剥がすことが出来そうだ。
チマチマと30分くらい掛けキレイに剥がすことができた。
さて、新しいシールを貼ろう!
まずはタンクキャップ
そしてタンクにも。
ちょっとクドいかな、そのうち飽きてしまいそうな感じもするが、とりあえずは満足満足(完)