2025年3月16日(日)
腰痛のきっかけはマッサージ?
部屋の模様替え
2025年3月16日の日曜日、妻と娘が日中不在なのでその間に自分の部屋の模様替えを決行、11時くらいから作業を始め、TVや本棚など重量物の移動したりし、一段落ついたのが17時過ぎ
ちょうどその頃妻と娘が帰宅、待ってましたとばかりに娘に「ちょっと腰を踏んでちょうだいな」とお願いして踏んでもらった、体重30キロ程度なので腰のあたりに乗ってグリグリしてもらうととても気持ちが良い
5分くらい踏んでもらい、「あー気持ちよかった、スッキリした、さて夕飯だ」と、ほっと一息
疲労とは違う腰の違和感
ところが、腰の左側に違和感が
強めに踏んでもらったので軽いモミ返しかなと思い10分くらい安静にしていたが、落ち着くどころか、痛みが激しくなってきた
時間の経過と共に痛みが増加し、家族で予定していた外食をキャンセル
とても食事がとれる状態ではないので、そのままベットで休むことにした
そして激痛に
単なる腰痛だと思っていたが、うつ伏せ、横向き、仰向け・・・どんな体勢になっても痛みが引かず、バンテリン湿布を張りカロナールを呑むも全く効果がない
文字通り布団の中でのた打ち回る状態が2時間くらい続き、妻に「温めたら良いんじゃない?」と言われ、痛みの激しい所に使い捨てカイロを貼ってみたところ、心なしか痛みが和らいだ気がした
突然痛みが消えた
温めて痛みが和らぐのなら、湯舟に浸かったらどうだろう?
これが効果覿面であった!
湯船に浸かり2~3分、何事も無かったかのように痛みが消えた
さっきまでの激痛は何だったんだ?
何はともあれ良かった良かった
激痛のぶり返し
痛みが消滅し、そのまま眠れるかと思っていたが、夜中に痛みが再発
激痛は夜11時くらいから始まり2時くらいまで続いたが、その後収まり朝には痛みが無くなっていた
2025年3月17日(月)
通院
月曜日朝、痛みが消えていたのでとりあえず出勤、
職場近くの整形外科クリニックへ行ってみた
腰が痛いなら整形外科だろ
朝一で受付したのだが、待っている間にまたしても激痛が再発
クリニックの待合室で座って我慢できる状態ではなかったので、一度自宅に帰ることにした
自宅まではスクーターで10分程度の距離だが、痛みを堪えてスクーターにまたがり走り始めると、痛みがスッと消えた
痛みが出たり消えたり「一体何なんだ?これは!」
自宅で少し休み、順番が来る予定の時間に再びクリニックへ
整形外科の症状ではない
診察が始まり、1~2分程度の問診を終えると、ドクターから
「この症状は整形外科ではないです」
昨夜から続く痛みの繰り返しに自分でも単なる腰痛ではなさそうだなとは思っていたが、やはりそうか・・・
ドクターから「斜め向かいに病院がありますからそこで診てもらった方が良いですよ」と進められそのまま直行
病院へ直行
この病院は主に透析を行っているようだが、診療科目にに内科、腎臓内科、泌尿器科等あったので丁度良かった
大丈夫だと思いますよ~
病院では少し待ったが、幸い痛みが出なかった
診察が始まり、問診で昨日からの顛末を説明
その中で「今しがた整形外科のドクターから、こちらの病院を進められて来ました」と伝えると、女医と助手の女性が「ぷっ」と小笑い
え?何か変なこと言ったのか?俺
問診を終えると「大丈夫だと思いますよ、しばらく様子を見てみてください」でおしまい
痛みも消えていたので、そんなもんかと何となく納得してしまいその場を後にした
再度通院
納得して帰ってきたつもりではあったが、何となく腑に落ちなかったので、ネットで似たような症例が無いか調べ、ここで初めて尿管結石かもしれないと思い、近所の泌尿器科クリニックに予約を入れ翌朝一番で診てもらう事にした
2025年3月18日(火)
泌尿器科クリニック
クリニックで問診を行い、レントゲンを撮ってもらった
ドクターからは、症状的には尿管結石ですがレントゲンでは映り辛いのでCTスキャンをした方が良いとの事だが、このクリニックにはCTスキャンの機器が無いらしいので、画像検査専門のクリニックを紹介された
メディカルスキャンニング
泌尿器科クリニックから少々離れた場所(駅で言うと7駅)にあるMRIやCTなどの画像検査・診断専門の施設でCTを撮り、その画像データをDVDに入れ再び泌尿器科クリニックへ
画像診断
あー、ありますね~
この石が腎臓から尿管に流れ落ち、痛みを引き起こすらしい
大きさは8mm程度だから、自然に出てくるか微妙な大きさですよ
そして、石は尿管だけでなく腎臓内にもあった!
尿路結石
尿管に石があると「尿管結石」
腎臓に石があると「腎結石」
膀胱に結石あると「膀胱結石」
これらを総称して尿路結石と言いその中で最も痛みの強いのが尿管結石である
治療の選択肢
石の大きさは8mmあり、ドクターの見立てによると自然に排出されるギリギリくらいの大きさだという
治療の選択肢は以下の3つ
- 外側から衝撃波で石を砕いて自然に出てくるのを待つ(体外衝撃波腎尿管結石破砕術(日帰り))
- 内視鏡手術で石を破壊して取り除く(経尿道的尿路結石破砕術(3泊4日入院))
- 自然に出てくるのを待つ
1はレントゲンで結石の位置を確認しながら、結石に衝撃波を当てるは体に傷をつける事なく結石を除去でき、体の負担も少ないらしいが自分の場合は石がレントゲンではっきりと見え辛いので難しいとの事
ドクターに2の手術を進められたが、手術は嫌なので自然排出を待つことにした。
リスクとしては、石がいつ出てくるか或いは出てこない可能性もあり、この間痛みが再発する可能性があとの事だが、手術はしたくないので待つことにした、と言うより現実逃避的な・・・
治療開始
治療と言っても、基本石が出てくるのを待つだけなのですることはないのだが、タムスロシン塩酸塩OD錠0.2mgという薬を1日1錠服用する、この薬は前立腺肥大症の排尿障害を改善する薬らしいが尿管結石の排出促進にも使われるらしい
2025年3月25日(火)
最初の通院から1週間後に再診
この1週間とくに痛みは出ていないが、気のせいなのか倦怠感がある
レントゲンに映る石は1週間前より心なしか下に下がったような気がする
ドクターは、手術を進めてくるが、もう少し様子を見るようお願いした
2025年4月24日(木)
前回の診察から約一か月後、痛いと言うほどではないが、石のあるあたりに違和感があり、倦怠感がある
そして「うわっ!」と驚くような血尿が出た
血尿が出るのは石が動くとき尿管を傷つける為らしい
一か月で随分下まで降りて来たぞ!
相変わらずドクターは手術を進めてくるが、自分的にはちょっと希望が見えてきたので、次回の通院まで様子見を見させて欲しいと懇願、そして様子見継続
2025年5月26日(月)
妻が「ジェットコースターに乗ると石が出やすいらしい」と言うので、授業参観の振替休日だった娘を連れ読売ランドへ行った、目的はもちろんよみうりランド不動の人気No.1コースターバンデット
が、しかし・・・
※5/7(水)~6月下旬(予定)は塗装・整備のため運休
なんてこった!
しかも、月曜は平日で空いていると思いきや激混み、人気の絶叫系は軒並み60~90分待ち
それでも本来の目的は達成出来なかったが、楽しく遊んで帰ってきた
2025年6月6日(金)
前回の通院から約6週間、相変わらずの倦怠感と、石のある周辺の違和感が続く。
手術決定
読売ランドでの絶叫マシンの甲斐も無く石の位置は・・・変化なし
「もう、3か月だからね~」
ドクターの「もう諦めろよ!」と心の声が聞こえた
自分でももう自然には出て来ないだろうと思うようになり、手術することに決めた
手術を行う病院への紹介状を書いてもらい、クリニックに別れを告げた
2025年6月10日(火)
武蔵野徳洲会病院 泌尿器科
クリニックのドクター曰く、この病院は尿管結石の権威が居るとの事でお薦めされた
そこそこ大きな病院なので覚悟はしていたが、予約時間通りに受付を済ませても順番が回ってきたのは1時間後だった
紹介状があるので診察はせず、問診、検査、入院・手術の手続きを行った
手術日程
手術は3泊4日の予定で行われる、手術日程はある程度自由に決めることが出来るので、それまでに石が出てくる事に一縷の望みを託し、なるべく遅いタイミングにしてもらった
- 7月13日入院
- 7月14日手術
- 7月16日退院
2025年6月19日(木)
数日前にやや激しい痛みが襲って来た
腰ではなく睾丸辺りの痛みが3時間くらい続いた
出てきた
自宅で普通に排尿していたら突然違和感が、でも、痛みではない
これはひょっとしてと思い、慎重に・・・・
ポロっ
うわっ!出てきた
流れ落ちないようにキャッチ!
「えっ、ひょっとしてこれで終わったんじゃねーの?」
出てきた石はトゲトゲしていて見るからに痛そうだった
病院に電話
翌朝、病院に電話で状況を説明した
出てきた石を持参して受診するように言われたので、最短で予約を入れた
2025年6月24日(火)
CTスキャン
予約した時間に病院着くと、殆ど待つことなくCTスキャンを行い、担当医に呼ばれた
「よくあるんですよ、手術の予約入れた後、石が出てくるパターン」
図らずも自分ものそパターンであった
しかも、腎臓内にあった石も消えていたとの事なので、これで全てが解決したことになり、医師からは「もう、お会いしないで済むことをお祈りします」と告げられ病院を後にした
まとめ
何といっても、あの耐え難い痛みは二度と経験したくない
それと、漫然と続く倦怠感がなんとも不快感だった
約2週間後に手術する予定だったので、今の状況を一言で表すとミラクル!
大げさなようではあるが、一度は諦めて覚悟を決めたところからの大逆転は、まさにミラクルである(完)