何をすれば良いのか?
ここまでは時間と費用、合格率、心構えなど前置きが長くなってしまったが、具体的に何をすれば良いのかを解説します。
試験を知る
初めて一発試験を受ける方にとって一番知って置きたいのは試験内容。
試験コースの順路であったり、採点方法などが理解できていれば試験に集中する事ができる、逆を言えば試験コースが曖昧な状態でまともに運転出来るはずもない。
試験は減点方式
100点満点からの減点方式で70点なら合格、いくらスラロームを上手に通過したり大げさに安全確認をした所で加点される訳ではないので上手さより安定感が重要。
例えば、スラロームなどが苦手で規定タイム(普通8秒・大型7秒)で走る事は出来ず、2秒オーバーしたとする。
1秒オーバーに付き5点減点になるので、10点減点されることになる。
しかし、苦手な課題を10点減点だけで通過で来たと考えれば良いのだ。
規定タイムを意識しすぎてパイロンに接触した場合は20点減点(倒すと即試験中止!)となる。
苦手は苦手で仕方ないので、苦手以外の部分で減点されない事が大切。
極端な話、普通二輪の一本橋の規定は7秒であるが、3秒で駆け抜けたとしても20点減点で済む、落下したは即中止となる。
要するに30点までの減点だったら合格である。
自分の苦手を把握し点数配分を予測して試験に臨むと良い。
コースを覚える
二輪免許の試験コースは各試験場、免許センターによって異なるが、1~3パターン準備されており試験前に発表されるが、直前にコースを覚えるのは不可能だと思った方が良い。
合格するだけの技量が有ったとしても、コースを覚えていなければ合格は不可能と断言できる。
試験前にコースの実践練習やイメトレは必須、技能試験のコース図は各試験場又はwebで入手可能。
コース開放を利用する
多くの試験場では、運転免許試験場のコース開放を行っており、実際の試験コースを利用して練習する事が出来るのは大きなアドバンテージとなるので是非利用をお勧めします。
コース開放:東京都内の場合
| 場 所 | 府中運転免許試験場、鮫洲運転免許試験場 | |||||||||||||||
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| 開放日 | 土、祝、休日(日曜、12/29~1/3を除く。) | |||||||||||||||
| 練習時間 |
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| 練習の条件 |
都内の居住者
二輪免許(原付免許を含む。)の所有者
大型二輪・・・18歳以上
普通二輪・・・16歳以上
原 付・・・16歳以上
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| 持参するもの |
車両は、各自持ち込み。
料金 2,000円(1時間)
傷害保険料 200円
免許証、印鑑
ヘルメット、手袋
長袖、長ズボン、乗車に適した靴
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| 申込方法 |
予約制です。電話、又は直接試験場の窓口に申込み下さい。
予約は、練習日の1カ月前から前日までです。
練習時間は、1人1時間です。
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練習の具体例
反復練習で試験用の走り方を身に着ける
よく言われている「メリハリ」や「大げさに左右確認をする」と言われるが、それ以前に大切な事が有る。
それは、減点されない走り方。
以下のポイントをしっかり押さえ、しっかりと反復練習する事が一発試験合格の近道です。
スタートまでの基本動作
試験は走ってる間だけを採点されているわけではなく、バイクに触った瞬間に採点は始まっている。
乗車からスタートまでの流れ
- フロントブレーキをかける
- 後方確認
- サイドスタンドを外す
- 乗車する(右足はブレーキを踏んだ状態をキープ)
- ミラーの調整
- イグニッションON
- ニュートラルを確認
- クラッチを握る
- スタートボタンを押しエンジン始動
- ギアーを1速に入れる
- 右足をステップに乗せリアブレーキを踏む
- 右合図を出す
- 後方確認
- 発進
如何だろうか?
バイクに跨ってコースに出るだけでも、これだけ多くの減点要素が潜んでいる。
何も考えずにバイクに跨りそのまま発進してしまうと、コースに出るまでに5~10点減点される可能性がる。
乗車からバイクが動き出すまではスタートの儀式だと思い、完璧にできるまで反復練習した方が良い。
ウインカーを出すタイミング
ウィンカーを出すタイミングは、右左折時の30m手前、車線変更の3秒前が基本。
タイミングが遅れたり、早すぎたりすると減点となる。
試験本番で実際に走ってる最中に30m手前や3秒前を正しく判断し操作するのは非常に困難、減点されないように確実にウインカーを出すには、コースでの反復練習が必要。
その際、毎回30mや3秒前を考えるのではなく、予めウインカーを出す位置の目印を決めると良い。
安全確認の徹底
左右や後方確認のタイミングもウインカーと同じく、状況に応じて行うと言うより、試験コースの流れの中で同じ場所、同じタイミングで安全確認を行う反復練習した方が良い。
車線/進路変更のタイミング
車線や進路の変更もウィンカーを出すタイミング同様、コース内で目印を決めると良い。
やってはいけない事
運転スキル以外で避けられる減点が有る。
逆に言うと、認識の甘さが原因で減点される必要のない所で減点される場合がある。
下記やってはいけない事の一例ですが、これらを意識して練習すると良いう。
- カーブの最中にブレーキを使う
- 踏切でのギアチェンジ
- 停止線ラインオーバー
- 右足着地
基本的には右足が着地する場面は発進時のギアチェンジ以外はない。発進時Nから1速、停止してからのギア確認時は右後方の安全確認をしてから右足をついてギア操作をする。
減点を恐れない
繰り返しになりますが、100点満点からの減点方式で70点なら合格。
苦手セクションを無理に頑張り過ぎて一発試験中止になってしまうことの無いように自分の苦手を把握し点数配分を予測して試験に臨むと良いでしょう。
脱輪、転倒、パイロンを倒した場合等は即試験中止となる。
まとめ
一発試験の内容は技術的には特別難しい内容ではなく、合格率が低い理由は準備不足による試験内容の理解不足が原因。
試験本番になれば当然の如く誰もが緊張するが、二輪免許の試験は競い合う競技のように本番で100%の力を発揮するのではなく、反復練習のおさらいとして考ることができるようになれば、気持ちにゆとりが生まれ平常心に近い状態で試験に挑むことが出来るのではないだろうか。
大切なのは事前準備なのです。
