一発合格体験談 普通二輪 府中試験場

一発試験体験談 普通二輪 一発試験体験談
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一発合格実体験 普通二輪 府中試験場

13:00試験開始なので10分前に試験場に到着、試験場二階で受け付けを済ませ、二輪試験コースに移動。この日の受検者は大型二輪18人、普通二輪3人でした。

 定刻より5分程度送れて試験官が試験の流れを説明。
試験官の言葉を一言一句漏らさず聞こうと全集中するも、活舌の悪さと早口で何を言っているのか殆ど聞き取れないうえ、上から目線の高圧的な態度で嫌~な空気感が漂う。

この日は普通二輪の受検者で私だけ初試験でした、初めての人は最後だそうです。
試験は大型二輪→中型二輪順で行われ私は一番最後の21番目。

 緊張が高まるなか大型二輪の試験が始まりました。何もかも初めての私は自分の出番に備え他の受検者の走りを凝視。
1人目の試験が開始されまず感じたのは「えっ違うんじゃないの?大丈夫?」でした。
その方は5回目の試験と言うことでしたが、停止位置・方向確認・アクセルワーク等々、試験経験の無い私でもあれで合格は無理だと思内容で、案の定途中で試験中止、続く2人目、3人目・・・「え~!?、あの状態で試験を受ける気れるのか?しかも、聞けば皆さん何度も試験に失敗しているとの事。
この日大型二輪の合格者はわ3名だけ、合格した人の走りを見てわかったのは試験が厳しいのではなく受験者のレベルが低いのではないかと感じました。
レベルといっても運転技術云々ではなく心構えの問題で、友達と2人で試験を受け二人とも一本橋で落下、その場で試験中止、そして二人でヘラヘラ笑いながらコースを後にする20歳前後の若者、「you達は10回受けても合格はむりだろう、免許取りたけりゃー教習所に行きな!」と心の中で呟きました。

さて、大型二輪合格者の走りを見て拍子抜けしていた所でいよいよ私の順番が回ってきました。
拍子抜けがよい方向に働き私は自身満々で試験に臨むことができました。
よく言われるメリハリだけに気を使い無事完走、一発合格できました。普通二輪を受けた他の2名は途中で試験中止を通告され不合格でした。

乗車

普通二輪の試験には『事前審査』ありませんでした。

セオリー通り乗車(フロントブレーキをかける→後方確認→サイドスタンドを外す→乗車する→ミラーの調整→イグニッションON→ニュートラルを確認→クラッチを握る→スタートボタンを押しエンジン始動→ギアーを1速に入れる→右合図を出す→後方確認)して発進!

発進 - 外周

試験前に試験車両で外周を1周することが出来ました。
外周を周る間、出来るだけ試験車両の癖(アクセル・ブレーキ・クラッチのレスポンス)を把握できるよう加減速・制動を2度程試しました。
発着点
※乗車→外周の間も採点が始まってますが、試験官は前の受検者に対して試験の評価を行っているので、ほとんどど見ていませんでした。

発進地点 ― 1本橋

外周を周りスタート地点に戻り、シフトをニュートラルに入れ試験官の合図を待つ。
「OOさん準備良いですか?」いよいよ試験の開始。
一番緊張する瞬間です。
誰もが見落としがちな第一関門は「発進地点からコースに入る停止線」です。コースに出る為の右折なので当然右ウインカーなのですが、ほとんどの受験者が停止線の左によせて停止してしまってます。
本来なら停止線の右端に寄せ、少し手前で一時停止するのが正しいはずなのですが・・・。
ここで減点されているかどうかはわ不明ですが、明らかに間違いです。中には停止線を踏んでしまったり、ウインカーを出さない人も居ました。当然減点です。
一本橋
4回目の練習の時、某教習所の教官が言っていた 「スタート地点から一本橋に行く間が勝負」を念頭にとりあえずメリハリを意識し、コースに出たらまず加速。

1本橋に関してはあまりコメントは出来ません、落ちるときは落ちる。
しかし、教科書通り目線を橋の延長線上に向け、ニーグリップに意識を集中し、リアブレーキで通過時間の調整を行えば7秒(大型10秒)なんて結構余裕でした・・・・。
指定時間以内は1秒に付き5点減点。

スラローム

市販のハウツー本等にはアクセルワークや車体の切り替えし云々が理路整然と提唱されているのですが、初めて跨るバイクでスラロームをスムーズに通過なんてできるわけが無い!
スラローム
アクセルワークや車体の切り替えしがヘタでも減点はされない(タブン)ので、見た目を気にせずとにかくパイロンに接触しない(接触は20点減点・倒すと試験中止!)事と通過時間(普通8秒・大型7秒、1秒オーバーに付き5点減点)だけを気にしながら通過。
これで良いと思う・・・たぶん。

踏切 - クランク

スラロームを抜けたあと外周に出て踏切に向かいます。
出来るだけ加速をしカーブの手前ではブレーキなしでカーブを通過出来る位まで速度を落とす。
カーブの最中にブレーキを使うと減点されます。
クランク
踏切を通過した後外周を周りりクランクに向かいます。
カーブ手前で減速をする時ポンピングブレーキを使いますが、踏切から1つ目のカーブまでは距離が短く途中に障害物があるためポンピングブレーキを使おうとすると適切な速度でカーブに入る事が出来ないのであえてポンピングブレーキは使いませんでした。
カーブの速度が速すぎると5点~20点の減点。

クランクは速度を充分に落としパイロンの接触だけ気をつけて通過。パイロン接触は20点減点、パイロンを倒すと試験中止。一回だけなら足を付いても減点されない。

坂道 - S字

クランクをぬけ坂道を通過してS字に入ります。
S字は『アクセルワークを使いリズミカルに走る事が要求される』らしいが、そんな器用なマネできないので特に何も意識せず普通に通過。
S字
S字を出るときの左折は小回りするように心がけました、ここが一番気を使った所です。速度を落としすぎるとエンストして立ちゴケしそうになります。

外周 - 短制動

コース真中の直線を抜け外周に入り短制動に入ります。
400ccのバイクでも制動開始のパイロンまでは余裕で50km/hは出るのでメータを見て早めに45km/h程度で速度キープ、ブレーキ開始のパイロンのかなり手前からエンジンブレーキを使いパイロンの通過と同時にブレーキを掛ければかなり余裕で止まれます。
短制動
ここでやり直しをさせられる受験者が多くいました、やり直しをした全員2度目の短制動で試験中止でした。
やり直し1回で10点減点。

坂道発進 - ゴール

短制動を終え最終関門坂道発進ですが、ここでミスをする人はまずいないと思います。
後は発着点に戻りこれで試験終了!と、思ったらここで大失敗を犯してしまいました。

発着点の停車位置は発進と同じ位置に停車しなければならなかったらしい。
市販のハウツー本等には停止用ポール(パイロン)は出発用の手前にあると書かれていたので、それに従い出発点より10m程手前のポールに停車ました。

ギアーをニュートラルに入れエンジンを切った途端試験官の「どこ止めてんだよ!」と怒鳴られた。
理由がわからないままとりあえずバイクを押して出発位置に移動。

試験車両を降りると試験評価です。
明らかに不機嫌な態度の試験官が聞こえないような小さな声で「どこで練習したんだ?」と聞かれたので「ここでしました」と答えました。「何回目」と聞いてきたので「初めてです」と答えると「そんなこと分かってる!何回練習したのか聞いてんだよ」と怒鳴りだしました。
これで試験が不合格ならブチギレするとこですが結果を聞いてないので、平静を装い「4回です」と答えました。
すると無愛想だった試験官が一転「フーン、合格、これだったら大型でも行けるぞ!」だそうです。
無礼な試験官に対する怒りはスッと消えて無くなりました。

試験の印象

ある程度の想像は出来ていましたが、とにかく試験官の態度が横柄でした。
二輪の試験官の威圧的態度は古い時代の悪しき習慣を受け継いでいるのでしょう、そのうち改善されるのでしょうが、まだまだ時間が掛かりそうです。
軍隊
初めて受検する予定の人はある程度想定しておいた方がメンタル的に良いかもしれません。

1回で合格したから言えるのですが、試験の印象は「あんな程度で良いの?」でした。
普通に走れば合格出来ると思ったのが率直な感想です。

私の見た印象では落ちた受検者の多くは加速が悪く消極的、いわゆるメリハリが無いような気がしました。
短制動に関しても規定速度に達していない人が多く、難しくない所でミスを犯してました。

大切な事は試験が減点方式で100点満点で70点なら合格できる事です。

いくらスラロームを上手に通過したり大げさに安全確認をした所で点数をプラスしてくれる訳ではありません。
スラロームやS字など、私はヘタな手本だと思っています。
ただ、苦手は苦手で仕方ないので他の部分でいかに減点されないかが肝心です。

要するに30点までの減点だったら合格できるわけです。

最低限試験順路は頭に叩き込んでおく必要があります。
ミスコースする受検者も何名かいましたが、これは論外です。
順路に不安を感じた状態でミス無く走れる筈がありません。

取得時講習

試験に合格しても取得時講習を受けないと免許証は交付されません。
これがかなり厄介なもので技能試験合格後、受付窓口で 『取得時講習対応自動車教習所一覧表』 なる物を渡されました、その一覧表に出ている自動車教習所に片っ端から電話して空き状況を確認します。
空き状況を確認したら再び窓口にどこの教習所するのかを告げ、指定書番号をもらい再び教習所に電話をして予約を入れる。
この二度手間が全く意味不明。 しかも、二輪の取得時講習はどこの教習所でも約1ヶ月待ちの状態でした。
とりあえず講習料12,300円(大型12,600円)を払い予約しました

講習内容

大型二輪車講習・普通二輪車講習

 
講習科目 講習時間 講習方法
ケース・スタディ(交差点) 60分 場内コースにおいて、大型自動二輪車又は普通自動二輪車を用いて行う。
交通の状況及び道路環境に応じた運転
危険を予測した運転 60分 運転シミュレーターを用いた模擬体験により行う。
危険予測ディスカッション 60分 運転シミュレーターを用いた模擬体験を踏まえて、ディスカッションにより行う。
180分

応急救護処置講習

応急救護処置講習
講習科目 講習時間 講習方法
応急救護処置の意義 60分 教本、視聴覚教材等の教材を用いて行う。
実施上の留意事項
救急体制の整備
応急救護処置の基礎知識
応急救護処置の基本 120分 指導員の実演により行う。
応急救護処置の実践 模擬人体装置を用いて行う。
まとめ 教本、視聴覚教材等の教材を用いて行う。
180分

<取得時講習> 武蔵境自動車教習所

1月29日に普通二輪免許に合格し、3週間以上経った2月21日ようやく取得時講習日です。

普通二輪試験に合格し、その日に大型二輪試験の予約をしようと試みたのですが、「取得時講習が終わるまでダメ」と却下されました。
理由は、取得時講習が終わるまで普通二輪免許が交付されないので、大型二輪の試験に合格したとしても再び取得時講習が必要となる・・・・らしい。

この講習が終わればようやく普通二輪免許が手に入り大型二輪の試験が受けられます。
試験と違い講習を受けるだけなので緊張感は皆無です、下調べも何もせずルンルンで教習所に向かった。
二輪の取得時講習は1クラス3名で行われ、私が受講した武蔵境自動車教習所では午後1クラスしか行われず、1日3名が限度だそうです。
おそらく他の教習所も同じだと思います、受講予約に1ヶ月近く待たされるわけだ。

受け付け

13時開始の10分前に到着し、受け付けを済ませ待つこと10分定刻通りに指導教官が登場。
さすが民間だけあって対応が丁重、試験場職員の横柄な態度とは大違いです。
待合室で講習の流れの説明を受ける。
講習時間は実技を含め3時間です。
当初1時間程度で終わりその足で試験場に行こうと思っていた私には大きな誤算でした。
しかも、私を含めた受講者3人とも実技講習があるとは知らずヘルメット・グローブの準備はしていいませんでした。
指導教官によると、当日の持ち物を伝えて無いのは試験場の怠慢だそうです。
とりあえずヘルメットと軍手は教習所で借りることが出来ました。

1時間目 実技講習

早速コースに出てバイクに跨る、講習用のバイクはCB400私以外の2名は大型二輪免許なのでCB750でしたが、講習内容は全く同じです。
大型の講習費が300円高いのはバイクの使用料(?)。
実技内容は8の字と1本橋がメインでひたすら教官の後ろを3台で付いていくだけのものでした。
ここでも指導教官の対応は非常に良く、気分良く講習を受ける事が出来ましたが、この講習が免許取得に意義あるものなのか疑問でした。

2時間目 シミュレーター

シミュレーションを使った講習は取得時講習の必須項目だそうです。
ゲームセンターにあるようなシミュレーター(HONDA製)で受講者3名が交互にシミュレーションします。
何やら高価そうな装置なのですが、実際操縦してみるとゲーセン以下のトホホなクオリティーでした。(速度を上げると風が出てくるのには驚きましたが・・・)
最初は物珍しさからゲーム感覚でけっこう楽しめたが、20分も過ぎると飽きてきます。

3時間目 ディスカッション

3時間目は危険回避のディスカッションを行う予定だったらしいのですが、シミュレーターに空きがあったらしく2時間目と同じくシミュレーションを行いました。
既に飽きていたのですが、ディスカッションするより良いでしょう。
自動車の免許を持っている私はこれで取得時講習は終了し、証明書をもらい試験所に提出すれば普通二輪免許が交付されるのですが、自動車免許を持っていない他の2人はこの後3時間“応急救護処置講習”と言うものを受けなければならないそうです。

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